お知らせ

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健健診で毎年のように中性脂肪の高値を指摘されていますが、なかなか病院に足が向きません。特に自覚症状もないのですが、治療が必要でしょうか?(40代 男性)

中性脂肪は脂質の中でも独立した動脈硬化の危険因子です。自覚症状がないため放置していると、ある日突然心筋梗塞・脳梗塞等で命を落とす事があります。更に問題なのが、過剰な中性脂肪が本来存在しない部位に沈着する”異所性脂肪沈着”によって他の臓器障害を起こす事。代表的なのが肝臓に沈着する脂肪肝で、普段アルコールを飲まないのに肝機能障害が指摘される”非アルコール性慢性肝炎=NASH,NAFLD”は社会問題となっています。また膵臓に沈着し”命をむしばむ糖尿病”になってしまう事も。ですから、数年先をみすえた早期治療が必要となります。健診データーを持参し直ぐに医療機関を受診して下さい。

藤谷 薫

あんの循環器内科 TEL083-924-1151