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【整形外科コラム】寝違えたときの正しい対処法とNG行動|首の痛みは放置して大丈夫?
「朝起きたら首が動かない」
「振り向こうとすると激痛が走る」
「数日たっても痛みが引かない」
いわゆる“寝違え”は、医学的には 急性疼痛性頸部拘縮 などと呼ばれ、首周囲の筋肉や関節に急な炎症が起きた状態です。
多くは数日で改善しますが、対処法を誤ると長引くことがあります。この記事では、寝違えたときの正しい対処法とやってはいけないNG行動、受診の目安について整形外科の視点から解説します。
≪寝違えとは?なぜ起こるのか≫
寝違えは、睡眠中の無理な姿勢や首周囲の筋肉疲労などにより、筋肉や関節に炎症が起きることで発症します。
主な原因は、不自然な寝姿勢・高すぎる/低すぎる枕・デスクワークによる首の負担・冷えなどです。突然首が動かしにくくなり、特定の方向へ動かすと強い痛みが出るのが特徴です。
寝違えた直後の正しい対処法
① 無理に動かさない
痛みが強い急性期(発症から1〜2日)は、無理に首を回したりストレッチをしたりしないことが大切です。痛みが出ない範囲で安静にしましょう。
② 初期は冷やす
炎症が強い初期は、保冷剤などで10〜15分程度冷却します。
※直接肌に当てず、タオルで包みましょう。
③ 痛みが落ち着いたら温める
2〜3日経過し、ズキズキした炎症が落ち着いてきたら、血流を改善するために温めることが効果的です。
④ 姿勢を見直す
スマートフォンの長時間使用や前かがみ姿勢は首に負担をかけます。
痛みがある間は特に注意しましょう。
◎やってはいけないNG行動
・強くマッサージする
・無理に首を回す
・急にストレッチする
・いきなり温める(急性期)
誤った対処は炎症を悪化させる可能性があります。
≪こんな症状は整形外科へ≫
寝違えと思っていても、別の疾患が隠れていることがあります。
次の症状がある場合は受診をおすすめします。
・痛みが1週間以上続く
・腕や手にしびれがある
・力が入りにくい
・発熱を伴う
・何度も繰り返している
場合によっては、頸椎椎間板ヘルニア や神経の圧迫が関係していることもあります。
≪整形外科での検査・治療≫
検査
・問診・触診
・レントゲン検査
・必要に応じてMRI
治療
・消炎鎮痛薬
・湿布・外用薬
・物理療法
・リハビリ指導
症状の程度に応じて適切な治療を行います。
≪寝違えを予防するために≫
・枕の高さを見直す
・長時間同じ姿勢を避ける
・首・肩周りのストレッチ(痛みがないとき)
・適度な運動習慣
日頃の姿勢改善が予防につながります。
≪まとめ|寝違えは正しい初期対応が重要≫
寝違えたときは、無理に動かさない・初期は冷やす・改善後は温めることが大切です。
・しびれがある
・痛みが長引く
・繰り返す
このような場合は整形外科でご相談ください。 早期の適切な治療が、早期回復と再発予防につながります