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【内科コラム】肥満と内臓脂肪の違いをわかりやすく解説

1. 「肥満」とは? ― 体全体の脂肪が多い状態
「肥満」とは、体に脂肪が過剰に蓄積している状態を指します。肥満かどうかは、主に BMI(Body Mass Index) という指標で判断されます。

≪BMIの計算方法
BMI=体重(kg)÷身長(m)²


日本肥満学会では、
BMI 25以上:肥満
BMI 18.5〜24.9:普通体重
BMI 18.5未満:やせ
と定義されています。
ただし、同じBMIでも「皮下脂肪型」か「内臓脂肪型」かによって健康リスクが大きく異なるのがポイントです。

2. 「内臓脂肪」とは? ― お腹の奥につく危険な脂肪
「内臓脂肪」とは、胃や腸などの臓器のまわりにつく脂肪のことです。見た目にはわかりにくいですが、内臓の働きを圧迫し、生活習慣病の原因になる厄介な脂肪です。

◎ 内臓脂肪が多いと起こりやすい病気
・高血圧
・脂質異常症(高コレステロール・中性脂肪)
・糖尿病
・動脈硬化
・メタボリックシンドローム
内臓脂肪はエネルギーの出入りが活発なため、食生活や運動習慣の影響を受けやすいという特徴があります。

3. 肥満と内臓脂肪の違い

項 目肥 満内臓脂肪型肥満
主な脂肪のつく場所全身・皮下お腹の奥(内臓のまわり)
見た目皮下脂肪型は「ぽっちゃり」お腹が前に突き出る「リンゴ型」
健康リスク比較的少ない高血圧・糖尿病などリスク大
原因カロリー過多、運動不足食生活の乱れ、加齢、ストレス
改善しやすさやや時間がかかる食事・運動で比較的早く改善できる

同じ肥満でも、内臓脂肪型肥満は生活習慣病を引き起こしやすい「危険な肥満」とされています。

4. 内臓脂肪を減らすための生活習慣
内臓脂肪は、生活習慣の改善で減らすことができます。ここでは、内科でも指導される基本的なポイントをご紹介します。

① 食事を整える
・野菜やきのこ、海藻類を多く摂る
・炭水化物・脂質を摂りすぎない
・揚げ物やスイーツを控える
・食事はゆっくり、腹八分目でストップ
特に、夜遅い時間の食事は脂肪が蓄積しやすいため注意が必要です。

② 定期的に運動する
・ウォーキング・ジョギングなどの有酸素運動を週3〜5回
・スクワットや腹筋などの筋トレを週2回
内臓脂肪は皮下脂肪よりも燃焼しやすい脂肪です。「軽く汗ばむ程度の運動」を継続することが大切です。

③ 睡眠とストレス管理
睡眠不足やストレスはホルモンのバランスを崩し、食欲を増進させます。
・睡眠時間は6〜7時間を確保
・ストレス解消に軽い運動や趣味を取り入れる

④ 定期的に内科でチェック
内臓脂肪の蓄積は、見た目だけではわかりません。血液検査や腹囲測定で、メタボリックシンドロームの有無を確認しましょう。
健康診断で「腹囲が気になる」「中性脂肪が高い」と指摘された方は、お気軽にご相談ください。

5. まとめ:肥満=すべて危険ではないが、内臓脂肪には要注意!
「肥満」と一口に言っても、皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満では、健康への影響が大きく異なります。特に内臓脂肪の蓄積は、将来の生活習慣病リスクを高めるため、早めの対策が重要です。
日々の食事・運動・睡眠習慣の見直しが、内臓脂肪を減らす一番の近道です。 健康的な体づくりのためにも、気になる方はぜひ一度、内科での検査・相談をおすすめします。