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【骨太外来コラム】骨密度検査は何歳から必要?男女別の目安とは
「骨密度の検査って、何歳から受ければいいの?」「自分はまだ若いから関係ない?
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
骨粗しょう症は知らないうちに骨がもろくなり、転倒や骨折のリスクが高まる病気です。特に高齢者の骨折は、その後の生活に大きな影響を及ぼします。
このコラムでは、骨密度検査が必要となる年齢の目安や、男女別の注意点について、医師の視点からわかりやすく解説いたします。
骨密度とは?
骨密度(こつみつど)とは、骨の中にあるカルシウムなどのミネラルの量を数値化したものです。
この値が低くなると、骨がスカスカになり、骨折しやすくなる「骨粗しょう症」のリスクが高まります。骨密度は、年齢や性別、生活習慣によって変化します。
骨密度検査とは?
骨密度検査は、X線や超音波などを使って骨の強さを測定する検査です。当院では、早期発見に役立つ低被曝のX線撮影によるDIP法を採用しています。検査は痛みもなく、数分で終了する簡単な検査です。骨の状態を知るための第一歩として非常に有効です。
骨密度検査は何歳から必要?男女別の目安
■ 女性の場合
女性は、閉経を迎えると女性ホルモン(エストロゲン)の減少により骨密度が急激に低下します。そのため、以下の時期に骨密度検査を受けることが推奨されます。
・50歳以上の女性(閉経後の方)
・45歳以上で早期閉経または家族に骨粗しょう症の方がいる場合
・痩せ型・運動不足・喫煙歴がある方
特に閉経後5〜10年以内は骨が急激に弱くなる時期です。早めのチェックが重要です。
■ 男性の場合
男性は女性に比べて骨密度の減少が緩やかですが、加齢や生活習慣の影響で骨粗しょう症を発症する方も少なくありません。
・65歳以上の男性
・糖尿病や肝疾患などの持病がある方
・喫煙・飲酒の習慣がある方
・以前に骨折した経験がある方
骨粗しょう症は女性だけの病気ではありません。男性でも注意が必要な年代に入ったら検査を受けることが大切です。
骨密度検査をおすすめしたい人
年齢だけでなく、以下のような方も検査対象になります。
・運動習慣がない・デスクワーク中心の生活
・極端なダイエットや偏った食事をしている
・カルシウム・ビタミンDの摂取が少ない
・ステロイド薬の長期使用歴がある
・骨折歴がある
・家族に骨粗しょう症の方がいる
これらに当てはまる方は、年齢に関係なく骨密度の低下が疑われます。一度チェックしてみましょう。
骨密度は「見えないリスク」だからこそ検査が重要
骨粗しょう症は、初期にはほとんど自覚症状がないため、知らないうちに進行してしまいます。
しかし、転倒して骨折してから気づくのでは遅いのです。特に大腿骨の骨折は寝たきりの原因となり、生活の質を大きく損なう可能性があります。
定期的な骨密度検査で、自分の骨の状態を把握しておくことが、将来の健康寿命を守る第一歩です。
当院の骨太外来では、骨密度検査から生活習慣のアドバイス、必要に応じた治療までトータルでサポートしています。「自分はまだ大丈夫」と思わずに、ぜひ一度検査を受けてみてください。