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【脳神経外科コラム】めまいやふらつき、年のせいではないかも?

「立ち上がるとふらつく」「視界がグラグラするような感覚がある」 
そんな症状を、「年齢のせい」や「疲れ」と片付けていませんか? 
実は、めまいやふらつきの背後に“脳の病気”が隠れているケースがあります。 
特に高齢者では、「脳卒中の前兆」や「慢性硬膜下血腫」「小脳疾患」などが見逃されやすく、早期発見が重要です。 

【めまいやふらつきの原因】 
◎ 良性のめまい 
耳の異常(良性発作性頭位めまい症、メニエール病など) 
一時的なものであることが多く、回転性のめまいが典型 

◎ 危険なめまい・ふらつき 
次のような症状を伴う場合は、脳の病気が関係している可能性があります。 

症状の例 疑われる病気 
突然のふらつき・歩行困難 小脳出血・小脳梗塞 
片側の手足のしびれ・脱力 脳梗塞・脳出血 
意識がもうろうとする 一過性脳虚血発作(TIA) 
転倒が増えた 正常圧水頭症・慢性硬膜下血腫 
耳鳴り・難聴を伴わない回転性めまい 脳幹部の障害 

  

【特に注意したい脳疾患が原因のめまい】 
◎一過性脳虚血発作(TIA) 
脳の血流が一時的に悪くなる発作で、一見治ったように見えるのが特徴 
発作後48時間以内に脳梗塞を発症するケースも 
めまいやふらつきが数分〜数十分で回復しても、受診が必要です 

◎小脳梗塞・小脳出血 
小脳はバランスを司る部分 
めまい、ふらつき、嘔吐、眼振などが出現 
CTやMRIでの早期診断が重要 

【脳神経外科での検査・対応】 
当院の脳神経外科では、以下のような検査を行い、原因の精査と治療方針の決定を行います。 
・頭部CT検査:脳出血・梗塞・腫瘍の有無を確認 
・頸動脈エコー:動脈硬化や血流障害を調べる 
・神経学的診察:左右差や神経反射などを丁寧に評価 

【こんな症状がある方は要注意】 
・急にふらつくようになった 
・転倒しやすくなった 
・めまいに加え、手足のしびれや脱力がある 
・意識が一時的にぼんやりする 
・最近、会話や歩行がぎこちないと感じる 

これらは、脳疾患の初期症状である可能性があります。 
症状が軽くても、「様子を見る」のではなく、専門科での検査をおすすめします。 
めまいやふらつきは“脳の危険信号”かもしれません。 
めまいの原因は耳だけでなく、脳の病気も考えられます。 
ふらつき、歩行障害、しびれ、意識変化を伴う場合は特に注意が必要です。 
早期の受診と画像検査が重篤な病気の予防につながります。 
当院では、脳神経外科専門医が常勤し、頭部画像診断から治療、術後フォローまで一貫して対応しています。 
地域の皆さまの「ちょっと気になる不調」にも、丁寧に向き合います。 
「年齢のせい」と自己判断せず、どうぞお気軽にご相談ください。