コラム

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【循環器内科コラム】動悸・息切れ、気になりませんか?

動悸や息切れ、年のせいだと思っていませんか?
実は心臓の病気のサインかもしれません 
「最近ちょっと動くだけで息切れがする」「ドキドキする感じが増えてきた」 
そんな症状を「年齢のせい」と見過ごしていませんか? 
実はその動悸や息切れ、疲れやすさは、心臓の病気の初期症状かもしれません。 
循環器内科では、こうした“日常の不調”を見逃さずに診断・治療することが重要です。 

【動悸や息切れは、なぜ起こる?】 
◎動悸とは? 
自分で感じる「心臓の拍動」のことです。 
正常でも緊張や運動で一時的に起こることがありますが、 
頻繁に続く・突然始まる・安静時でも感じる動悸は、不整脈や心疾患の可能性があります。 

◎息切れとは? 
軽い運動でも息が上がる、呼吸が苦しいと感じる状態です。 
加齢による体力低下のほかに、心不全・弁膜症・狭心症といった病気でも起こります。 

【見逃してはいけない症状の組み合わせ】 
以下のような症状がある場合は、循環器疾患が疑われます。 

・安静時でも動悸や息切れがある 
・横になると呼吸が苦しい 
・足のむくみや体重増加がある 
・胸の痛みや圧迫感 
・軽い動作でも極端に疲れやすい 
・立ちくらみや失神 

これらは、心不全、心筋症、不整脈、弁膜症などの可能性があります。 

【循環器内科でできる検査】 
当院の循環器内科では、以下の検査を通じて原因を特定します。 

・心電図(ECG):不整脈や虚血性変化をチェック 
・心エコー(超音波):心臓の構造や動きを評価 
・胸部レントゲン:心肥大や肺うっ血の確認 
・ホルター心電図(24時間心電図):一時的な不整脈の検出に有効 
・血液検査(BNPなど):心不全の有無を調べる 

早期に発見できれば、薬物治療や生活改善で進行を抑えることができます。 

【「心臓の老化」は放置しないことが大切】 
心疾患は、「年齢のせい」「疲れているだけ」と放置されがちです。 
しかし、早期の心不全や不整脈は自覚症状が軽く、進行してから気づくこともあります。 
高齢の方はもちろん、高血圧・糖尿病・喫煙・高コレステロールなどのリスクをお持ちの方は特に注意が必要です。 

【こんな方はご相談ください】 
・動悸や息切れが続いている 
・健康診断で心電図異常を指摘された 
・最近運動がつらくなった 
・家族に心疾患のある方がいる 
・高血圧や糖尿病などの持病がある 

当院では、循環器内科専門医が丁寧に診察・検査を行い、症状の背景をしっかり確認します。 

【年齢のせいと決めつけず、専門医にご相談を】 
動悸や息切れは、心臓病のサインかもしれません 
心不全や不整脈は早期発見がカギになります。 
少しでも気になる症状がある方は、お気軽に当院の循環器内科までご相談ください。 
あなたの“なんとなく不調”を、見過ごさない診療を心がけています。