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【内科コラム】高血圧の原因と正しい血圧の測り方
1. 高血圧とは?
高血圧とは、血管の中を流れる血液の圧力(血圧)が常に高い状態を指します。
日本では約4,000万人以上が高血圧と言われており、動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中などの生活習慣病のリスクを高める重要なサインです。初期症状がほとんどないため、「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」とも呼ばれています。
2. 高血圧の主な原因
高血圧の原因はひとつではなく、生活習慣や体質、加齢などが関係しています。
①食生活の乱れ
塩分の摂りすぎは血圧上昇の最大の原因です。日本人の平均食塩摂取量は1日約10gで、世界保健機関(WHO)の推奨量(1日5g未満)を大きく上回っています。
加工食品・外食・スープ類には特に注意が必要です。
②運動不足
運動不足は肥満や血管の弾力低下を招き、血圧を上昇させます。ウォーキングやストレッチなど、無理のない有酸素運動が効果的です。
③ストレス・睡眠不足
ストレスが続くと交感神経が優位になり、一時的に血圧が上昇します。また、睡眠不足もホルモンバランスを乱し、高血圧を引き起こすことがあります。
④ 遺伝的要因
家族に高血圧の方がいる場合、遺伝的に発症しやすい傾向があります。生活習慣を整えることで予防・改善が可能です。
3. 正しい血圧の測り方
血圧は測定条件によって数値が大きく変動します。
正しい測定方法を理解し、家庭での血圧管理を行うことが大切です。
◎血圧測定のポイント
・朝と夜の1日2回測定(起床後1時間以内・就寝前)
※ただし起床後すぐだと自律神経が不安定なので変動しやすいです
・測定前はトイレを済ませ、5分間安静にする
・椅子に座り、腕を心臓の高さに合わせる
・カフ(腕帯)は肌に直接巻く
・測定結果は日付とともに記録する
こうして得られたデータを医師に見せることで、治療方針をより正確に立てることができます。
4. 高血圧を予防・改善するために
・減塩を意識(味付けは「うす味」「出汁」を活用)
・野菜・果物を多く摂取
・適度な運動(週3〜5回程度)
・禁煙・節酒
・定期的な血圧チェックと内科受診
これらの積み重ねが、将来の動脈硬化や心臓病の予防につながります。
5. まとめ:気になる方は早めの内科受診を
高血圧は自覚症状がないまま進行します。
「最近血圧が高い気がする」「家族に高血圧が多い」と感じたら、放置せずに早めに内科で相談しましょう。当院では、高血圧の診断・生活習慣改善・薬物治療のサポートを行っております。
お気軽にご相談ください。