お知らせ
【専門外来Q&A】エイジングケアの指標
Q. 年齢的にエイジングケアを意識するようになりましたが、最近、糖化という言葉を耳にしました。これってどんな指標なのでしょうか?(40代 女性)
A. 体の中でタンパク質と過剰な糖質が結合し体温によって燃焼(メイラード反応)し、タンパク質が変性する事を、糖化と呼びます。酸化して組織が錆びる、糖化して組織が焦げる、と言われる所以です。 皮膚や血管、骨は、コラーゲンと呼ばれるタンパク質で多くが作られていますが、糖化してしまうと、皮膚がたわみ、血管壁が動脈硬化を起こし、骨粗鬆症が誘発されます。(骨量が保たれているのに、骨質が低下する。) 変性した最終産物をAGEと呼び、Advanced進んだ、Glycation糖化、Endproducts最終産物、の頭文字から付けられています。老化物質の一つで加齢と共に蓄積していきます。
現在医療保険ではAGE測定は出来ず15000円程度の費用がかかります。皮膚を介した測定も同様で550円~3000円程度で判定されます。当院外来では後者による測定を、診察を受けることなく無料で自ら実施する事が出来ます、是非ご来院下さい。
AGEは一旦生成されると非常に安定しており減らすことは難しいのですが、皮膚や血管、骨は常に新しく作り変えられていますので、徐々に減らすことは可能です。また、これからAGEを増やさない方法は有ります。糖質摂取制限をする事、低GI食品を摂る事、糖質を摂る前に充分な食物繊維を摂る事、酸性食品(レモン、酢等)を使用してタンパク質と糖質の結合を抑える事、有酸素運動をする事等。また高温調理ではAGEが産生されやすいので、生食や、蒸す・茹でる等の低温調理食を積極的に摂りましょう。
あんの循環器・総合クリニック
医師 藤谷 薫